大凧あげ祭り開催!ちなみに正明寺はかつて千葉県でした
コロナ禍を受けて延期となっていた春日部大凧あげ祭りが、今年は関係者限で開催されるようです。例年、5月3日と5日は大勢の観光客で賑わう地元の一大イベント。お檀家さまのなかにも関わっている方がおられ、技術継承の意図もあり、小規模でも開催する決断に至ったのだとか。
江戸川の河川敷で行われることから、開催される埼玉県のみならず、向こう岸の千葉県も大いに盛り上がります。数多くの露店が軒を連ね、家族連れやカップルがたくさん見えます。当山は江戸川の堤防を、会場から約5kmほど北上した近隣にあり、私も毎年楽しみにしています。願わくばこの写真(令和元年度)のときのように、再び活気が戻ってきてほしいものです。
さて、現在は埼玉県杉戸町にある正明寺ですが、江戸時代までの行政区分では下総の国(現在の千葉県)でありました。もともと人工河川である江戸川は、その名の通り江戸期に開削されたものです。下総の国の西端にありましたが、明治期の廃藩置県を受け、わかりやすいランドマークである江戸川が埼玉と千葉の県境になった経緯なのです。
そのため、当山には千葉県のお檀家さまも数多くいらっしゃいます。映画『翔んで埼玉』でも描かれていたように「埼玉県と千葉県はライバル関係にある」なんて都市伝説もありますが、当山の周辺にあってはいたって良好な関係にあります。
この記事へのコメントはありません。