1. HOME
  2. ブログ
  3. 未分類
  4. 正明寺に秋が訪れます

正明寺に秋が訪れます

近年は夏の暑さが長く尾を引きますが、季節の変わり目は至るところに隠れています。日差しの中に落葉が散り、夕暮れが照らす人影は日を追って伸びています。

住職の立場になって3年。お寺に向き合うことを通して、季節に触れる機会が増えました。夏の盆を経て、秋の彼岸、暮れには除夜の鐘。お寺には四季折々の催事がありますが、季節の移ろいを楽しむ心の余裕を持ちたいものです。予想も付かないことが起きる激動の世にあって、時の流れだけはどなたにも平等です。

ほどなく彼岸。もとはサンスクリット語で極楽を指します。私たち禅宗の教えでは、極楽は死後の世界にあるわけではなく、日常にあると考えます。

禅語のなかでも有名な「日日是好日」は、捉え方ひとつで毎日は素晴らしいという意味です。日常にある幸せに気づかないとしたら、もったいないことです。

]季節の移ろいに目を配ることから、人生の幸福を求めていきたいものです。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。